中山道 自転車旅 4/6日目編 (福島宿〜大井宿)
中山道の旅も半分を超え、4日目編です。
この日は、木曽路を通り、恵那の大井宿までの旅です。
なんと、朝イチからトラブルが発生!!
この旅で一番楽しみにしていた、妻籠宿・馬籠宿には行けるのか?!
大井宿の五平餅は食べられるのか?!
さて、それでは4日目のスタートです。
まず、朝食は旅館の朝食です。
温かいご飯と味噌汁。とっても美味しいです。
朝から幸せな気持ちになります。
その後早速スタートです。
私の自転車の隣に、もう一台ロードバイクが並んでいます。
なんと、同じ旅の仲間か!?と思っていたら、旅館のお母さんが、日本縦断の旅をしているそうだと教えてくださりました。
さすがに、それは真似できない。尊敬です。
そして、輪行袋に入れた自転車をくみ上げ(宿では毎回輪行バッグにしまっています)、さて出発だと思った瞬間、重い!!
変速しようとしても、どうしても後ろのギアが一番小さいところ(トップギア?)で固定されてしまうのです。
何回触ってもだめです。
電池切れかと思いましたが、そんなはずはなく、充電したばっかりです。
まわりにロードバイクのショップが無いので、聞ける人もなく、このまま無理して進んでもよいのですが、馬籠峠の餌食になる、というより、それ以前の坂で尽きてしまうだろう・・・。
そこで、グーグルで近くのロードバイクショップを検索したら、塩尻にあるとのこと。
しかも、開店は8時!!
「助かった。」
お店に電話をかけ、事情を話すと、「いいですよ、すぐみます」と二つ返事を頂き早速、塩尻に向けて出発です。
しかし、漕いで行くには、目の前に昨日越えてきた鳥居峠が立ちはだかり、時間もないので、電車で行くことに。
塩尻の一つ隣駅、広岡駅にある「三沢自転車商会」さんに駆け込みました。
ちょっと見てもらったら、すぐに「直りましたよ!!」との返事。
在店時間5分ほど・・・。
私は、電動コンポ(アルテグラ8050)に慣れていなかったのですが、お店の人が言うには、リアディレイラーが衝撃を受けると、「保護モード」になるため、それを解除したら良いとのことです。
解除の方法はというと、ボタンを長押しするだけ・・・。
ショックです。
ネットで調べても同じ症状を見つけられなかったということは、知ってて当然のことだったということなのか・・・。
しかも、当然修理代をお支払い。(これは当然です。なんせ命の恩人です。)
往復1,680円かけてきているのにこのあっけなさ・・・。
愕然としつつも、帰りの電車がもうすぐ出発ということで、お礼を述べ、急いで出発です。
朝早くに対応してもらえたことと、この日の行程は70キロ程しかないので、カバーできそうです。(本当に助かりました。お店の方に感謝です。)
前日福島に着いた時には暗かったので、福島の関所から旅を再スタートです。
ここは、この旅でも見たかった場所の一つです。
関所に到着するなり、受付のお母さんが、解説もしてくださりました。
関所を通らなかったり、虚偽の申請をしたら打ち首とのこと。
それほど、関所は厳格なものなのだと知りました。
福島を出発し、目指すは本日の、この旅のメイン妻籠宿・馬籠宿です。
妻籠宿は、昔のまま残っている唯一(?)の宿場です。
昨日の奈良井宿よりもさらに趣があり、街道を旅してきて良かったと思える場所でした。
あまりに感動的でしたので、ここの郵便局で、記念の絵葉書を購入。
自宅に手紙を書きました。
日が傾き始めていましたが馬籠峠に突入。ここまでの峠を越えてきたので、特に、問題なく越えられます。
下りながら、ここが島崎藤村ゆかりの地だと初めて知りました。
夜明け前を読んでみたくなりました。
馬籠宿は、大火で石畳を除いて燃えてしまったそうですが、それでも、ここもまた趣があります。そして、この木曽路はどこも外国の方ばかりです。
こうして、日本人も感動する光景を、海外の人が見に来ているのだと思うと、嬉しくなりました。
さて、ここからが大変です。
大井宿(恵那)のあまから本店の五平餅を食べると決めていたからです。
その五平餅屋さんは、今NHKの朝ドラ「半分青い」でモデルになったお店とのこと。
トヨエツが「うんま!」と唸った五平餅を何としても食べたい。(見てない人には伝わりづらくてごめんなさい。)
お店の閉店時間は18:30。この時点で確か16:00。
ここからは下り基調というものの、ギリギリのタイミングです。
途中、美しい棚田に目もくれず、中津川宿もゆっくり見たかったのですが目もくれず、ひたすら五平餅をめがけて突き進みます。
その結果、何とかお店に着いたのは18:15!!
間に合ったと思ったのもつかの間、何か様子がおかしい・・・。
まさかの臨時休業です。
泣きそう。ここまでずっと五平餅を我慢してきたのに。
翌日の開店は10:00ということなので、諦めるしかありません。
そのまま、すっ飛ばしてきた大井宿を見物して、ホテルルートインへと向かいました。
今回2度目のルートインです。
大浴場が付いていること、街道沿いにあることが、嬉しいです。
晩御飯は、向かいのコープで調達。
岐阜らしい食べ物も、五平餅もありませんでしたが、仕方なしです。
気になるのは、翌日の天気。
何と雨予報なのです。
雨の中、無事十三峠を越えられるのか。
乞うご期待です。