自転車で東海道五十三次 2日目 宮宿〜掛川宿編
東海道五十三次の旅 二日目は、愛知の宮宿から静岡の掛川宿までをお伝えします。
1日目はこちらです。
朝、名古屋駅前のホテルを出てまず最初に向かったのは、熱田神宮です。
熱田神宮は、織田信長が桶狭間の戦いの前に戦勝を祈願したことでも有名で、ずっと参拝したかった場所です。
そのため、この旧東海道の旅の際には、ここで道中の安全祈願をすることを計画していたのです。
熱田神宮には、自転車で30分程で到着です。
ここでは(熱田神宮に限った話ではありませんが)、参道に自転車や乗り物で入ってはいけませんので、輪行袋に入れて、参拝しました。
思っていた以上に大きな神社で、どこか駐輪所を探せば良かったと若干後悔です。
本宮で道中の安全を祈願し、次に向かったのは、神宮内にあるきしめん屋さん「宮きしめん」さんです。
この旧東海道の旅は、歴史を楽しむ旅ではありますが、グルメを楽しむ旅でもあるのです。
朝食はここにすると、事前にリサーチ済みでした。
ところが、お店に着くとまだ店員さんの人影すらほとんどありません。
なんと、オープンは9時からだったのです。
参拝したのは6時頃。
ここで時間をかけてしまう訳にはいきませんので、きしめんは諦めて出発です。
目指すは、掛川です。
鳴海宿は、昔の面影があり、走るだけで楽しいです。
鳴海宿を出てしばらく進むと、桶狭間の古戦場です。
歴史を大きく変えた舞台に立つ感激は一入です。
ここで、30分ほどボランティアの方から解説を受けました。
隣の高徳院は、今川義元とその武将を祀っていて、家康はここを通るたびに拝礼したそうです。
私が東海道の旅をしていることを知ったそのボランティアの方が、ご自身の東海道と中山道の旅のことも話してくださったのが、印象的でした。
とても面白い話がいっぱいだったので、もっと長居をしたかったですが、時間も限られているので、応援を受けながら出発です。
愛知に入ってから、信長や家康等の話が増えて行きます。
途中知立で名物のあんまきを朝食にいただきます。
疲れた体に、この甘みがとても嬉しいです。
東海道沿いには、和菓子のお店がとても多いです。
岡崎に来ました。
家康は、この岡崎城で生まれました。
岡崎城下の東海道は、二十七曲りと言われ、たくさんの曲がり角があります。
その目的の一つは、防衛のためとのことですが、今はこのたくさんの曲がり角を間違えずに進むことが、東海道の旅の楽しみの一つとなっています。
ここからは、江戸時代の建物が残る新居の関所まで急ぎます。
頑張って急ぎましたが、新居関所に到着したのは、16:30。
ちょうど閉館してしまったところでした。
ショックです。
ここで、関所を通過する寸劇でも撮影しようかと思っていたのですが、閉まってしまっては仕方ありません。先へ進みます。
そこからホテルに着いた時には、とっくに日が沈んでしまっていました。
今回のホテルは、掛川ビジネスホテル駅南さんです。
一人で泊まるには、ちょうどよい広さです。
荷物と自転車を部屋に入れたら、掛川駅に、買い物に行きました。
晩御飯はこちら。
これだけでは、グルメの街道旅にしては寂しすぎます。
わさび漬けと大奮発して鰻も購入。
鰻は、お店で食べたかったですが、これもとっても美味しかったです。
白焼きに、はまりました。
わさび漬けは初めて食べましたが、お酒がとっても進みます。
ただ、疲れもありこれ以上お酒を飲むと酔いが回りすぎるため、お茶で楽しみました。
翌朝のご飯も、掛川駅で購入しました。
あんまきがとっても美味しかったので、翌朝も和菓子を中心に購入。
翌朝目覚めるのが楽しみです。
前日は、強い向かい風の中、気温も上がらず日焼けすることもなかったのですが、この日は、かなり焼けました。
しかも、日焼け止めを塗っていてこれです。
グローブの空いているところだけが真っ赤です。
お風呂がとっても痛かったです。
翌日は、沼津まで目指します。
この二日で、地図として利用していた
『ちゃんと歩ける東海道五十三次』
の西版が終わりました!!
半分終了です。
ここから富士山を眺めながら箱根を超え、東京へと続いて行きます。
お楽しみに。
また中山道の旅はこちらに書いています。
合わせてご覧ください。