しまなみ海道サイクリング満腹記① かねと食堂で鍋焼きうどん
しまなみ海道サイクリングでのグルメ記録を3回にわたってお伝えします。
今回は、朝食に食べた「かねと食堂」さんの鍋焼きうどんです。
かねと食堂さんは、明治25年創業の今治でも歴史のあるお店です。
そして、地元の方からも人気のあるお店とのことで、リピーターが多いと聞きます。
前評判は、良くも悪くも「普通」ということだったので、若干の不安を感じつつもかなりの期待をしての訪問です。
お店の外観はこちら。
こうした歴史のある外観にも関わらず、自転車の駐輪スペースが確保されているのが嬉しいです。
古き良きにこだわりすぎず、お客さんのニーズに応えているのが、長くお店を続けられる秘訣なのかもしれません。
メニューも、元々はうどん屋さんだったそうですが、カツカレーにオムライスに中華そばにハムエッグにとなんでもあります。
そして、私の後からお店に入った常連さんらしき方は、玉子焼とご飯と味噌汁というメニューにない料理を注文されていました。
豊富なメニューは、こうやってお客さんの要望に応えていく中で増えていくようです。
お店の中は、実に落ち着きます。
創業当時のお店は、戦争で焼けてしまったそうですが、この雰囲気で優しく聞こえてくるテレビに耳を傾けながら、落ち着いて朝ごはんを食べられるのが嬉しいです。
私は、カツカレーにかなり心が惹かれましたが、朝、フェリーで港に着いた時がかなり気温が低く、何か温かいものを食べたかったので、鍋焼きうどんを注文しました。
グツグツと音を立てながら出てきたのがこちら。
見るからに美味しそうです!!
まず、つゆを一口。
美味しいです!!五臓六腑に染み渡る美味さ。
関西のつゆとはまた違い、魚の風味豊かなつゆです。
これは美味しい!!クセになります。
そして、うどんも柔らかい!!
最近はどこへ行っても讃岐のコシが強いうどんが大人気ですが(それはそれで美味しいですが)こうした柔らかいうどんが妙に懐かしく、そして朝のまだ寝起きの体に優しいです。
たくさん入った具をホフホフッと空気と触れさせながら頬張ると、鼻につゆの香りが突き抜け、これがたまりません。
あっという間に完食。
サイクリングに向けてしっかりとエネルギーを補充できました。
翌日、フェリーで我が家に帰った時も、鍋焼きうどんが恋しくなって自分で作って食べました。
でもやっぱり、かねと食堂さんの鍋焼きうどんは格別でした。
もう一度食べたい。
次に今治に行った時も、必ず立ち寄ると思います。
そしたらまたメニューが増えているかも。
そんな地元の方から愛されるのがわかる心も体も温まるお店でした。
→しまなみ海道サイクリング記はこちらです。併せてご覧ください。