蝉が鳴き始めたので二郎系を食べてきた ラーメン荘 これが好きだから
大雨も過ぎ去り、やっと青空が見えてきました。
そしたら、蝉が鳴いているではありませんか!!
夏です!!
夏バテを防ぐために、二郎系ラーメンを食べてきました。
お店は、「ラーメン荘 これが好きだから」 さんです。
ラーメン荘は、関西に何店舗かあるお店で、私が学生時代に東京の立川でよく食べていたお店 「ラーメン荘 その先にあるもの」 さん(今は閉店してしまっています)もその系列です。
つまりは、思い出の味な訳です。
ただ、西宮のこのお店は初めてですし、10年ほどブランクが空いてしまっているので、やや緊張の中の訪問です。
日曜日は17時から夜の部が始まるとのことなので、16:30にお店へ行きました。
なぜなら私の知るラーメン荘は、行列だからです。
到着したら、既にお店の前に立っているいかにも体育会系の青年を発見。
慣れていそうな彼に並び方を尋ねて並び終えるか終えないかのうちに、次々とお客さんが到着されました。
開店時には、既に15人ほどが並んでいました。
お店は、17時丁度に元気な掛け声と共にオープン。
1人ずつ食券を購入して奥から席に着きます。
その際に、おしぼりと箸とレンゲと水を自分で取ります。
私は、思い出の味、豚ラーメンの並を注文です。
さて私は、このお店にとっては新参者です。
店主は、私をロットを乱す(ゆっくり食べて、麺を茹でるタイミングをずらす行為)迷惑な輩かもしれないと疑っているかもしれません。(←妄想です)
「あっしゃ、決して怪しいもんではごいやせん」
ということをお店に示すために、以下の呪文を挨拶がわりに諳んじる必要があります。
呪文というのは、麺が茹で上がったときに店主が「にんにくいれますか?」と聞くので、ニンニクの「ありor抜き」と、ヤサイ・アブラ・カラメ(醤油)を増すかどうか答える行為です。
私は、ニンニク抜きのヤサイ、アブラにしました。
そしたらすぐにオーダー通りのものをカウンターに置いてもらえます。
それと同時に店主と目が合い、「お手並み拝見」と言われている気がします。(←妄想です)
ここで、私は気にするそぶりを見せず、「心配するな」と言わんばかりにスマホを取り出しカシャ
思い出のラーメンに出会えたのですから、ここまでは許していただきましょう。
さて、ここからが本領を発揮する時です。
私は、当時から二郎系ラーメンでは必ず1番か2番に退店することを心がけているのです。
今日ももちろん、1着。しかも圧巻の逃げ切りを狙います。
まずは、本日の競争相手を確認。
①並び方を教えてくれた親切な体育会系青年
②思い出のラーメンを食べに来た、ややぽっちゃり体育会系おじさん(私)
③眼鏡に痩せ型の注文ハキハキ青年
④テニスサークルにいそうなカッコいい青年
⑤そのカッコいい青年のお友達 推定テニスサークル
⑥顔は見えなかったが、大盛りに全部マシを頼んだ大食漢青年(きっとこの方はハンデからして敵ではないが、油断ならない)
敵に不足なしです。
さあ、競技の火蓋が切って落とされました!!
まずは②ややぽっちゃりおじさん(私)がヤサイと麺を上下入れ替えています。
(麺が伸びるのを防ぐため)
他の選手は堂々と上から戦いを挑んでいます。
これで開始早々に勝負が決しました。
②ぽっちゃりおじさん(私)が、麺を全てたいらげた時には、完全に逃げが成立していました。
もりもりとスープに浸かっているヤサイを豚と一緒に食べて行き、堂々の優勝、マイヨジョーヌです。
10年のブランクを感じさせない、むしろ進化した戦いぶりです。
あとは満面の笑みで、ご馳走さまと伝え退店です。
肝心の味をお伝えしていなかったですが、もし二郎や二郎系が好きな方なら、間違いなく美味しいお店の一つになると思います。
でも、二郎系を知らない方からしたら必ずしも美味しいと感じてもらえるかわかりません。
私も、初めて食べた時は美味しいと思いませんでした。というより吐きそうでした。
しかし、心配はいりません。その1週間後から美味しさをじわじわと感じ、10日後にはお店に並んでいるはずですから。
またコンディションを整えて訪れたいと思います。
帰りは、勝利の美酒代わりの黒烏龍茶で、一抹の罪悪感をかき消しました。