中山道 自転車旅 3/6日目編 (望月宿〜福島宿)
今回は、中山道の旅3日目編です。
望月宿を出発して福島宿までのおよそ100キロの行程です。
途中4つの峠を越えますので、この旅行内で一番の山場でもあります。
朝は5時に出発。昨日早く寝たことと、おいしいご飯をたくさん食べたので、体は思いのほか回復していました。
まず最初に越えたのは笠取峠。ここは難なく越えていきます。
その次に現れたのは、和田峠。
この峠、ノーマークだったのですが、昨日の碓氷峠よりも、この後の塩尻の峠よりも、どの峠よりも一番きつかったです。延々と上ります。
そして、一番精神的ダメージを与えたのは、力餅を食べられなかったことです。
私が持っている地図には、峠を登り切ったあたりで力餅を食べられると書いてあったので、途中しんどくても、それをとても楽しみに、ただ一心に坂を登った訳です。
しかしながら、お店が閉まっていたのです・・・。
あまりのショックで、力が抜けていくのを感じました。
仕方なく、羊羹を食べ、プロテインバーで補給です。
そこからは、諏訪に降りて行き、諏訪大社でお参りするつもりでいたのですが、大宮と同じく、自転車をどうしようという悩みと、先程越えた和田峠に驚き、この先2つの峠を越えるという怖さに、参拝はあきらめました。
諏訪湖のあたりからまた風が強くなってきました。
そして例により向かい風です。
この先どうなるのかとどんどん不安になっていきます。
塩尻では、山賊焼きを食べるつもりでいたのですが、その時間も惜しいので、泣く泣くスルーしました。
なんせ、街灯もないような峠の中で日没を迎えてしまったら、遭難や車に轢かれてしまう危険性が高まります。
そこからさらに進んでいると、本山宿でそば切発祥の地にたどり着きました。
この日は、ほとんどご飯を食べていなかったので、お昼ご飯です。
しかも、滋賀まで中山道の旅をしていると知ったお店の人が、蕎麦を揚げたものをくださった。感謝。とっても美味しかったです。
そこからさらに急ぎに急ぎ、奈良井宿に到着。
ここは、古い街並みが見れるということで、とても楽しみにしていた宿場です。
何と、かの武田信玄公が整備したとか。
さすがに素晴らしい街並みで、心がほっと落ち着きました。
ここは、これまでの宿場と比べ物にならない程、観光客が多く、特に海外の方が多かったのが印象的です。
絵葉書を買いたかったのですが、売っていなかったのであきらめ、五平餅がとっても美味しそうですが、翌日に食べるお店を決めていたので(これが失敗でした)スルーして旅館を目指します。
本日の宿は福島宿にある「萬蔵の宿 むらちや」です。
ここからも大急ぎで駆け抜け、福島宿に着いた時には、ほとんど日が暮れていました。
とてもハードな一日でした。
旅館についたら、お母さんがお迎えしてくれました。
私の自転車見て、そういう中山道の旅の人が1カ月前にも来たとのことです。
仲間の存在を知ったことですごく心が温まりました。
旅館のお母さんは、ここもとても親切で、お店を色々と教えてくれました。
19時から近くのイオンが弁当を半額で売ってくれるよというので、そこに行くことに。
この日は、何時に到着できるのか全く読めなかったので、旅館のご飯を注文していませんでした。
こんな住宅街の中にイオンがあるのだろうかと思いながら進んでいくと、ありました!!
道を間違えたのかと思うほど、心細い道でした。
イオンに入ると、長野の名産を集めているコーナーを発見。
日本酒と、そばアイスを買い、後は安くなっている惣菜類を買い込みました。
この日は蕎麦以外ほとんどご飯を食べていなかったので、たくさん買いすぎました。笑
部屋に帰ったら、とりあえずアイスを堪能・・・のはずが、カチンコチンに凍っていたので、とりあえずもらったドライアイスを上に載せて、先にお風呂と洗濯をすることにしました。
今回もタイミング良く、お風呂は一人で、のんびりと入ることができました。
風呂上がりは日本酒とアイスとお惣菜でこの日の自身の健闘をたたえ、眠りにつきました。
4日目に続きます。